Netflixは、最近よくニュースになっています。まず、3月に大幅な値上げを実施し、4月にはパスワードの共有を取り締まると発表しました。そして、ストリーミング配信の競争激化とパンデミック後の減速が重なり、米国で加入者が20万人減少したことを発表しました（10年以上ぶりの減少）。株価は暴落し始め（他のストリーミングサービスもその影響を受けました）、予算の削減と番組のキャンセルが始まり、さらにリード・ヘイスティングスCEOは、広告ありの安価なプランを導入しなければならないとさえ発表しました。
プライベートと安全性を実現するExpressVPNは、もちろんストリーミングが大好き。特に国際的なコンテンツなど、Netflixにはたくさんの良い作品があります。月額1,980円 は、最高品質のコンテンツを提供するのに、最高の価格でしょうか？正直なところ、おそらくそうではないでしょう。
なので、もしあなたがNetflixの契約を解除しようと考えているなら、理解します。 しかし、ストリーミングはなくなりません。むしろ、Crackle、Pluto TV、AmazonのFreevee（旧IMDB TV）のような「FAST」（無料広告付きストリーミング）サービスが増える傾向にあり、最大手のプラットフォームのいくつかは合併するかも知れないと私たちは考えています。そこで、2024年にお金を払う価値のあるストリーミングサービスのトップ5をまとめました。価格、カタログサイズ、対応デバイスなどの要素を考慮し、まだまだお金をかける価値のあるおすすめのストリーミングサービスを紹介します。
1. ディズニープラス (Disney+)
カタログ掲載タイトル数：2,000+
価格：月額990円より
無料トライアルの有無：なし
対応デバイス
ディズニープラスは、規模は劣りますが、品質と価値でそれを補っています。（2019年のサービス開始以来、毎月30～50タイトルが追加されています）。数十年分のディズニー映画やディズニーチャンネルのシリーズを楽しむことができ、子ども向けのストリーミングサービスとしては断トツに優れています。そして、とどまることを知らない企業合併のおかげで、ピクサーやマーベルのように、かつてディズニーの子ども向けコンテンツと競争関係にあったスタジオまでもが仲間入りしました。
マーベルについてですが、ディズニープラスでは、ほぼ隔月で新しいMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）シリーズが公開されていることにお気づきでしょうか？そうでないときは、たいてい『スターウォーズ』（原題 Star Wars）の大ヒット作を配信しています。ディズニープラスは視聴者を熟知しており、視聴者を惹きつける方法を知っているのです。2022年だけでも17のMCUタイトルが公開されました！
さらに、ディズニーは完全に広告なしで（これも親にとってはありがたい）、4画面同時ストリーミング、10台までのデバイスで無制限にダウンロードが可能です（Netflixの最も基本的なプランでは、視聴とダウンロードができるのは1台のデバイスのみ）。
2. HBO Max
カタログ掲載タイトル数：3,500+
価格：10米ドル/月（広告あり）— 15米ドル/月（広告なし）
無料トライアルの有無：Hulu、YouTube TV、ディレクTVストリーム（無料トライアルあり）を通じてHBOアドオンに申し込むと入手できます。また、HBO Maxは、www.hbomax.com/collections/watch-freeで、特定の期間で視聴やダウンロードが可能な無料のエピソードの配信もしています。
対応デバイス
HBO Maxは、人気シリーズの安定した流れに関わらず、ワーナー・ブラザースの新作を劇場公開と同時にリリースするユニークなアプローチ、そしてワーナー・ブラザースの映画や番組（例えば『フレンズ』（原題 Friends）など素晴らしい過去作品があることから、ランキングに入れました。すると、リアリティ番組の王者であるDiscovery+（ディスカバリープラス）と合併し、両者の異なるカタログを一つの巨大なストリーミングプラットフォームに統合することが発表されたのです。ストリーミングをやめられなくなりそう！
実際、合併が実現すれば、新しい巨大企業（DiscoMax？HBOvery Plus？）は、NetflixとDisney Plus/Huluの両方を凌駕する、オンライン最大のストリーミングカタログを持つことになります。大幅な値上げにつながることは間違いありませんが、現在HBO MaxはNetflixより安く、3台のデバイスで同時にストリーミングできることを考えると、こちらの方がお得な感じがします。また、5つの異なるプロフィールを持つことができ、そのすべてで最大30作品ダウンロードできます。
3. Apple TV+
カタログ掲載タイトル数：60+
価格：月額600円
無料トライアルの有無：7日間
対応デバイス
ライブラリのタイトル数は、他のすべてのストリーミングサービスと比べると見劣りしますが、とはいえ、2019年に開始してから7倍に増えています）、特別に高いヒット率を保っています。Appleは『コーダ あいのうた』（原題 Coda）でストリーミングサービスとして初めてアカデミー賞でオスカーを受賞し『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』（原題 Ted Lasso）は複数のエミー賞を受賞、さらに、これほど前例のない数の番組が公開されているにもかかわらず、評論家は『パチンコ』（原題 Pachinko）を2022年のベストショーと評価しました。私たちにとってAppleTV+は、Apple Storeの延長線上にあるものだと感じます。まばらで限定的で、駄作はあまりないけれど、なんだかんだで全部欲しいんですよね。
そしてApple TV+はMLB（メジャーリーグベースボール）の試合を週に2回、無料でライブスポーツ配信しています。さらにMLS（メジャーリーグサッカー）のストリーミングを開始し、NFL（ナショナルフットボールリーグ）Sunday Ticketにも手を出すと噂されています。
Apple TV+のもう一つの魅力はコストです。最も安いストリーミングサービスであるだけでなく（選択肢が限られていることを考えれば妥当）、7日間の無料トライアルを標準としており、iPhone、iPad、Apple TV、iPod Touch、Macのいずれかを購入すると3ヶ月無料になります。これに対し、Netflix、HBO Max、Disneyは、無料トライアルを提供していません。
また、Apple TV+は6画面での同時ストリーミングが可能で、ダウンロードの制限も明文化されていません。
4. Hulu
カタログ掲載タイトル数：4,150+
価格：月額1,026円より
無料トライアルの有無：２週間
対応デバイス
Huluは、ABC、Fox、FX、NBCなどのネットワークから毎週ドラマやホームコメディを見たい人にとって、特に魅力的な大規模なライブラリを持っています。しかし、NBCは2022年秋に、『サタデー・ナイト・ライブ』（原題 Saturday Night Live)や『ロー・アンド・オーダー』（原題 Law & Order）などを含むすべてのコンテンツを独自のPeacockプラットフォームへに移動するため、変更があることに注意してください。一方で、Huluは素敵なオリジナルコンテンツと興味深い映画を配信しています。
なお、米国のHuluは、ディズニープラスやESPNとバンドルすることもでき（月額70米ドル）、さらにLive TVも含めることができます（これは他のストリーマーとは一線を画すものです）。欠点は、同時ストリーミングは2画面でしかできないことと、5つのデバイスで25回しかダウンロードできないことです（しかも、ダウンロードできないコンテンツがたくさんあることが判明）。
5. Amazonプライム・ビデオ
カタログ掲載タイトル数：15,000+
価格：月額500円（プライム・ビデオを含む会員全体）
無料トライアルの有無：30日間
対応デバイス
信じられないかも知れませんが、Amazonのライブラリは他のストリーミングサービスを圧倒していますが、余計なものもたくさんあります（1998年のテレビ映画、Netflixが扱いたがらなかった海外映画、子供向けの教育ビデオなど）。これはおそらく、Amazonプライム会員の多くにとって、プライム・ビデオのサブスクリプションは後回しにされているためで、会員には『フリーバッグ』（原題: Fleabag）や『ジャック・リーチャー -正義のアウトロー』（原題 Reacher）（どちらも面白い番組です）のストリーミングよりも、Amazonの2日間無料配送サービスに関心があるのです。またAmazonで話題の『ロード・オブ・ザ・リング』(原題 The Lord of the Rings）シリーズのプレミアムが放送され、人気が急上昇したと思われます。
プライム・ビデオも30日間の無料体験が可能で、対応するさまざまなデバイスで視聴できます。同時ストリーミングは3つまで、または同じタイトルを2つまでと少し厳しく、2つのデバイスに合計15〜25タイトル（地域によって異なる）をダウンロードできます。
その他のサービス
Netflix
最近の値上げで、Netflixは本当に高くなりました（4つのデバイスでのストリーミングとダウンロードが可能なプレミアムプランで月額1,980円）。しかし、Netflixは圧倒的に優れたユーザーインターフェイスを持ち（HBO、Amazon、Huluは常に苦闘している中）、グローバルライブラリは17,000以上のタイトルを含み、私たちは皆、あの「いっぺんにすべてを公開するモデル」のファンであり続けています。ただ、もし、みんなが話題にしている多くの番組を見たいのであれば、HBOとAppleの方が優れていますし、Huluは包括的なテレビ番組提供とライブテレビのオプションが秀でています。
BBC iPlayer
iPlayerの最大の特徴は、無料であることです（Channel 4やITVなど、他の英国のストリーミングサービスと同様です）。しかし、英国の古典的な番組の素晴らしい過去作品もありますし、時々、トップのスポーツ生中継を見せたり、大西洋の向こうでは後から配信される番組（『ドクター・フー』（原題 Doctor Who) や『ピーキー・ブラインダーズ』（原題 Peaky Blinders）をいち早く見せてくれることもあります。
2022年に最高のストリーミングサービスはどれでしょう？既存の契約の見直しをするきっかけになりましたか？
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